齋藤力

"オーダーした洋服に対するイメージ"についてDORSOが思うこと

お客様との会話の中で最も多くいただくご質問やご相談をご紹介致します。

オーダーもしくはオーダーメイドで仕立てた洋服と既製品の洋服の違い
オーダースーツを扱っている店ごとの違いは何なのか
オーダーした洋服の着心地が必ず自分に合うのか
オーダーした洋服がイメージ通りに仕上がるのか
自分自身に合う洋服が分からない
生地を見ていても仕上がりのイメージができないからオーダーは難しい
オーダーに興味はあるが、自分に何が合っているのか判断できないから一歩を踏み出せない

お客様ひとりひとりがオーダーに対して抱かれる期待・不安・疑問はそれぞれかと思いますので、今回のブログでは、"④オーダーした洋服がイメージ通りに仕上がるのか" をDORSOなりに考えていきます。

オーダーへの期待と不安

スーツ・ジャケット・コートをオーダーで初めて仕立てる場合、オーダーした洋服の仕上がりが求めているイメージ通りになるのか、オーダー品が仕上がってくるまで期待と不安の気持ちを同時に持たれている方が多いのではないでしょうか?

お客様が持つオーダー時のイメージと完成のイメージの間に齟齬を生じさせない為に、DORSOではお客様との対話を大切にしており、対話を土台にして生地をお薦めさせていただくことでお互いのイメージを共有し、お客様のご期待に沿う提案ができると思っております。

当然ですが、オーダーで仕立てる洋服に対して求められるイメージはお客様それぞれ異なります。
"結婚式やパーティーなどで着る予定がはっきりと決まっていて、そういったシーンに相応しいイメージで仕立てたい"
"ビジネスシーンで着る一着として、今まで着ているイメージに近い生地で少しだけ変化を与えた洋服を仕立てたい"
"ビジネスシーンで着る一着として、今まで着たことがないような洋服を仕立てたい"
"仕事で必要とされるドレスコードが変わり、スーツよりも少しカジュアルなスタイルが求められるようになったので、そんな中で使い勝手が良い洋服を仕立てたい"
"海外への転勤や出張があるので、行く先の気候に合わせた洋服を仕立てたい"
その他にも色々なリクエストをいただき、お話をしながらリクエストに合わせたDORSOのお薦め生地をご覧いただきお客様のイメージを高めていきます。

ご自身のオーダーに対して、事前に雑誌やインスタグラムの写真等で明確なイメージをお持ちのお客様と、イメージは曖昧でもテーラーである私と話し合いながらイメージを高めていくお客様、生地から仕立て方まで全てをお任せいただくお客様がいらっしゃいます。
お客様がオーダーに対して期待される要素・感覚を想像しながらイメージに合ったご提案を心掛けてDORSOは対話をさせていただきます。

"DORSO STOCK COLLECTION"をご覧いただいているお客様。
"DORSO STOCK COLLECTION"はDORSOが所有しているストック生地、現行コレクションや廃盤になったコレクションからDORSOが手元に置いておきたいクオリティーをストックコレクションとしてご用意しております。

私が個人的に気に入っている品質"PIACENZA" のカシミア3者混ジャケット "ALASHAN BREEZE"をご覧いただいているお客様。
"ALASHAN BREEZE"の魅力については以前ブログでご紹介しましたので、是非ご覧くださいませ。

"DORSO STOCK COLLECTION"をご覧いただいているお客様。
生地を色々と見ていく中で、もともとのイメージとは異なるけれど...すごく魅力を感じる刺激的な出会いがあるのも生地選びの面白いところです。

"DORSO VINTAGE COLLECTION"をご覧いただいているお客様。
DORSOが所有しているヴィンテージ生地のコレクションのひとつ"ドーメル社のスーパーブリオ"。
"スリーピーススーツで仕立てるべき"か"ツーピーススーツで仕立てるべき"かの究極の選択、ヴィンテージ生地の場合は後からベストを追加で仕立てることはできないのでオーダー時にイメージを高めていただく事が重要です。(現行のコレクション生地でも、後からベストを追加する際は生地の色に微妙な差が生じる可能性があります。色に差が生じないことを確認した上でのみお薦めさせていただきます。)

FOX BROTHERSの現行コレクションからお選びいただいた"FOX JACKETING"のガンクラブチェックをご覧いただいているお客様。

"PIACENZA" のカシミア3者混ジャケット"ALASHAN BREEZE"をご覧いただいているお客様。

色々なクオリティー、色味をご覧いただいているお客様。
無地のネイビーはどれも同じように見えますが全て違う魅力があるので、一点一点の生地の仕上がりイメージについてご説明をさせていただきます。

ネイビーと同様、グレーも色のバリエーションが豊富であり、それぞれ仕上がりのイメージは異なります。
お客様の期待に応えることができるグレーのトーンを一緒に探して仕立てさせていただきます。

冬に向けてコート生地をご覧いただいているお客様。
"DORSO STOCK COLLECTION"と現行コレクションを比較していただき、理想のイメージに合う色味と質感の生地を求めてじっくりお話をさせていただきました。

FOX BROTHERSの定番コレクション"CLASSIC FLANNEL"をご覧いただいているお客様。

"DORSO STOCK COLLECTION"とFOX BROTHERS"CLASSIC FLANNEL"をご覧いただいているお客様。
現物生地がある場合は、生地を肩に掛けてイメージをご覧いただけます。

"DORSO STOCK COLLECTION"のESCORIAL(エスコリアル)グレーヘリンボーン。

DRAPERS社の春夏コレクションから仕入れたスーツ生地。
グレージュのベースに間隔の広いストライプ、肩に掛けて全体の色味の確認をしていただきました。

"DORSO STOCK COLLECTION"のESCORIAL(エスコリアル)ヘリンボーン。
ベージュの中に少しグレーとオリーブを混ぜたような独特な色合いが魅力のスーツ生地。

"DORSO STOCK COLLECTION"としてご用意した"ALASHAN BREEZE"。

"Taylor&Lodge LUMB'S GOLDEN BALE"、色違いの2つを見比べていただきイメージを高めていただきました。

夏に向けてお薦めのモヘア&ウール、ネイビーの色味と生地の質感を確認していただきました。

ESCORIALの二択。
バーリーコーンとヘリンボーン、どちらも魅力的なクラシック柄。
実際に着ていただくシーンを一緒にイメージして、お客様に最適な柄・色をお選びいただきます。

Caccioppoli社の春夏コレクションから仕入れたジャケット生地、グレージュのベースにネイビーとサックスブルーの配色が魅力的なチェック柄。

ブルーグレーのモヘア&ウール。
ウール100%とは全く質感が違うので、大きな生地でイメージを高めていただきました。

今回は"オーダーした洋服に対するイメージ"について、DORSOなりの考えを記事にさせていただきました。
オーダーの洋服は仕上がってくるまでオーダー主であるお客様の理想通りになるかは分かりません。
しかしながら、完成をイメージしながら生地を選ぶことこそオーダーの楽しみであり洋服を仕立てる醍醐味のひとつです。
DORSOは生地選びの際にお客様との対話とイメージ共有を大切にすることで、お客様の理想のイメージを生地選びに反映させることができ、結果としてお客様の期待に寄り添った洋服作りを実現できると信じております。
お客様との対話を楽しみながら、お客様の期待を上回る洋服作りを目指して、DORSOは生地のご提案や生地の仕入れと向き合い一つ一つのオーダーのクオリティー向上のために尽力いたします。

齋藤力

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