"Ermenegildo Zegna" の "TROFEO"で仕立てたグレーシャークスキンスーツ

PROCESS OF ORDERING
お客様から頂戴したオーダーアイテムの素材選びから仕上がりまでの過程について、"エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)" の "トロフェオ(TROFEO)"で仕立てたグレーシャークスキンツーピーススーツを一例にご説明をさせていただきます。
DORSOでジャケットをオーダーいただいた場合のご注文からご納品までの流れ、お客様からのご要望やこだわり、私自身が洋服作りに対して大切にしていることについて触れていきます。

オーダー時について

今回ご紹介させていただく"PROCESS OF ORDERING"は、DORSOで初めてオーダーとなるお客様のオーダースーツです。
来店予約フォームからご連絡を頂戴し、その後メールでお客様のワードローブについて教えていただいた上で今回は春夏にも着れるグレーのスーツをリクエストしていただきました。

いろいろとお話をしながら"DORSO STOCK COLLECTION"の生地をご覧いただきました、生地のお話をしていると楽しくなってきてしまいリクエストとは違う色の生地や珍しい品質の生地までついついご紹介してしまいます。

グレーの生地は、バンチコレクションも含めて私の視点でピックアップした生地をご覧いただきました。

トロフェオ

色々な生地をご覧いただき、お客様の着装イメージについてお話をお聞きした上で今回のオーダーに最適と思えるクオリティーとして"エルメネジルド・ゼニア(Ermenegildo Zegna)" の "トロフェオ(TROFEO)"をお選びいただきました。
エルメネジルド・ゼニアは洋服好きの間では"ゼニア"と呼ばれていることが多く、ご存知の方も多いかもしれませんが1910年創業の歴史あるイタリアの生地メーカーです。生地のみではなく高級既製服のコレクションも人気がありファッションブランドとしての地位を築き、現在では世界中で愛されるイタリアを代表するブランドのひとつです。
今回お選びいただいたトロフェオ、その名前はトロフィーのイタリア語が由来です。ゼニアでは、その年に最も高品質な生地の原毛生産者に対してトロフィーを贈る制度を取り入れており、その原毛を使って織られた上質な生地がトロフェオコレクションとなります。
上質な原毛のみが実現する"美しい艶"・"生地表面の滑らかさ"・"弾力性としわの復元力"が正にトロフェオの魅力であり、この生地で仕立てられてスーツはトロフェオの名に相応しい上質感あるオーラを放ちます。
そんなトロフェオコレクションの中から、ミディアムよりほんの少し明るいトーンのグレーシャークスキンをお選びいただきました。
シャークスキンとは無地に見えるくらいの細かい柄ですが、生地の織りによって表面の表情と色の深みが生まれ、控えめでありながらも無地とは少し違った雰囲気を楽しめる織り柄として今回お薦めさせていただきました。

"初回オーダー仮縫いサービス"

DORSOでは初めてのオーダーのお客様には仮縫いをサービスでお薦めしております。
今回のお客様にも仮縫いにも仮縫いの意味についてご説明をさせていただいた上でフィッテイングチェックの機会を頂戴致しました。

仮縫いについては、過去のブログ「"オーダーした洋服の着心地"についてDORSOが思うこと」で詳しくご紹介をしておりますので是非ご覧くださいませ。

仮縫いスーツを着用していただき、全体のバランスをチェック。
オーダーしていただいた生地の質感・色味をお客様に確認をしていただきながら、フィッティングについて私が確認をしていきます。

採寸時に取らせていただいたデータを基に、お客様の体型に合わせ組み立てた仮縫いを着ていただき、本縫いをイメージしながらフィッティングを更に良くするための調整を加えていきます。

仮縫いでは袖を外して、左右の肩の傾斜の違い・肩の厚みの違い・腕の太さについて確認をさせていただき、より快適なフィッティングにするために必要な調整を加えて再設計させていただきます

スーツ仕上がり

オーダーをいただいていたツーピーススーツが完成致しました。

今回のお客様には"DORSOハイクオリティーオプション"をお薦めさせていただき、肩イセ増量仕立て・袖イセ増量仕立て・衿穴(フラワーホール)手かがり仕立て、これらのハイクオリティーオプションを採用した仕立てをお選びいただきました。

"DORSOハイクオリティーオプション"については過去のブログ「私が選んだ "LORO PIANA SILK AIR" のウール&シルク&カシミヤ ジャケット」で詳しくご説明しておりますので、是非ご覧くださいませ。

肩イセ増量仕立て・袖イセ増量仕立て

衿穴(フラワーホール)手かがり仕立て

衿からフロントに繋がるラペルのロール

ご納品

仕上がったお客様のスーツを着用していただき、先ずはトロフェオらしい生地の上質感、シャークスキン特有の素材感を堪能していただき、最終のフィッティングチェックをさせていただきました。

袖付けはマニカカミーチャ(シャツ袖)をお選びいただきました。

DORSOで仕立てさせていただいたオーダースーツをお客様のビジネスシーンで着ていただく中で、実際の動きに伴う着用感やスーツ自体のデザイン・バランス・仕様(裏地やポケット)について感じられたことについてもできる限り共有させていただきたいと私は思っております。
今回のお客様からはご納品後にスーツについてのご意見を頂戴致しました、ご満足いただけた部分も含めて更にお客様の理想やお好みに寄り添えるように次回作のオーダーに向けて私自身はイメージを高めたいと思っております。
お客様のワードローブに携わらせていただく中で、オーダー1着1着のご納品を大切にしながら、ご納品後もご意見をお聞きすることでお客様の理想を形にするお手伝いを可能にし、私が取らせていただいたデータをアップデートし続けることでお客様の期待にお応えできると信じております。
お客様の期待を超える服作りを目指して,今後もDORSOは尽力致します。

DORSO トランクショーのお知らせ

札幌トランクショー
2024年3月9日(土)〜3月11日(月)

シンガポールトランクショー
2024年4月5日(金)〜 4月7日(日)

韓国 ソウル " IOLO " トランクショー
2024年4月27日(金)〜 4月28日(日)

タイ バンコク トランクショー
2024年5月10日(金)〜 5月12日(日)

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DORSO 齋藤力

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