齋藤力

DORSO MTM ワンピースカラーシャツフェア

2024年5月24日(金)~2024年6月9日(日)
営業時間 9:00~19:00 (完全予約制)
店休日 上記のフェア期間中は休まず営業致します。
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私が選んだ "COLOMBO CASHMERE" のオーダートレンチコート

"Why I ordered"
Why I orderedでは私が自分のために仕立てた洋服について、なぜこの生地を選んだのか、何を考えて仕立てたのか、完成した洋服の着想感はどうなのか、どんな着方をするのか、私なりの考えを記事にさせていただきます。

今回は、DORSOがMTMで展開する"オーダートレンチコート"を自分用として仕立てたのでご紹介させていただきます。

TRENCH COAT

トレンチコートと言えば

BURBERRY(バーバリー)・Aquascutum(アクアスキュータム)・MACKINTOSH(マッキントッシュ)・Grenfell(グレンフェル)などの有名ブランドが瞬時に思い浮かび、各社から名作トレンチコートが展開させているので皆様も手に取ってご覧になられたことがあるのではないでしょうか。例を挙げたようなブランドだけでなく、世界中のあらゆるブランドから展開されている欠かすことができない定番コートです。

トレンチコートが初めて考案されたのは1910年代

英国軍兵士が厳しい環境での戦いに耐えられるように軽量性と防水性に優れたコートを開発したものが発祥で、その後トレンチコートは一般向けに普及します。
トレンチコートが最も注目を浴びるきっかけになったのは、映画"カサブランカ"でした。ハンフリー・ボガード氏が衣装として着用したことでトレンチコートの魅力は世界中に広まります。
その後も多くの映画の衣装として着用されて、また多くの有名ファッションデザイナーが独自のデザインでコレクションを発表し、数あるコートスタイルの中でも最も人気があるコートのデザインとしての地位を築きました。

オーダーで仕立てるトレンチコート

トレンチコートは既製服での展開が多く、それに加えて名作といわれる魅力的なモデルが多数存在する中で敢えて私が"オーダーで仕立てるトレンチコート"を選んだ理由はたった二つでした。

①サイズ感(袖丈・着丈)について

「既製服のトレンチコートだと袖丈が合わない為に直しが必要」
「着丈が自分が求める長さと違う」
ボディーのサイズ感については、トレンチコートは元々ゆとりが多いデザインのコートですので既製服でも特に気にならなかったのですが、袖丈と着丈が自分の求める長さの物を見つけることができませんでした。
袖丈は数センチでしたら短くすることは可能ですが、逆に長くする場合はコットン系素材は元の折り目が消えにくい為に綺麗に調整するのは難しいです。(ウール系の場合は問題ないことが多いです)
着丈についても折り目が残る、そして縫い代(着丈を長くするための余分な生地)が足りないのでそもそも長くすることが難しいという理由から、私の場合は既製服のトレンチコートのデザインは気に入っていても入手するまでに至りませんでした。

②生地について

「定番のコットンギャバジン以外のトレンチコートが欲しかった」
トレンチコートと言えばコットンギャバジンが定番であり最も相性の良い組み合わせの素材になると思うのですが、何年も前にウールで仕立てられたトレンチコートを見た際にその佇まいに衝撃を受けて、それ以降ウール系の素材を使用したトレンチコートに憧れがありました。

これら①と②の私の理想を実現させるために、MTMでのオーダートレンチコートの展開をスタート致しました。

選んだ生地

トレンチコートに適したウール系生地を物色する中で...
"COLOMBO(コロンボ)"の新作コートコレクションの中から素晴らしい品質と色味のカシミアと巡り合い、このカシミア生地で仕立てたトレンチコートを着てみたい・見てみたいと一目惚れをした結果、もともとはウールで探していたのですが思い切ってカシミア100%の生地でトレンチコートを仕立てることにしました。

トレンチコート完成

COLOMBO(コロンボ)のカシミアで仕立てたトレンチコートが完成致しました。

トレンチコートには、軍用としての機能を追求したために施された特殊なデザインが幾つもあるので細部についてご紹介していきます。

バックスタイルの"インバーテッドプリーツ"
ジャケットではベントと言われる裾の切込み、トレンチコートは内側に箱ひだを備えたプリーツで仕立てられています。

ステッチワークが施された"ウエストベルト"
腰のポケットは"箱ポケット"
袖口に付けられた"スリーブストラップ"

トレンチコートに詳しい方なら気が付かれたかもしれませんが、今回の私物用トレンチコートには"ガンフラップ"は敢えて付けずにシンプルに仕立てました。
"ガンフラップ"はお好みに合わせて付けることも可能です。

2枚の布を縫い合わせてケープ状に仕立てられた"ストームシールド(アンブレラヨーク)"
機動性の高さ・着脱のしやすさが考慮された仕立ての"ラグランスリーブ"

上衿の裏に収納された"スロートラッチ(チンウォーマー、チンストラップ)"

肩部に備えられたベルト"エポレット"

コーディネート

スーツと合わせたコーディネート。
ボタンを締めて着たり...
ボタンは締めずにベルトのみ無造作に結んだり...
ボタンもベルトも締めずにラフに羽織るのみ...
色々な着方を楽しめるのがトレンチコートの魅力です。

フランネルで仕立てたダブルブレステッドスーツとのコーディネート。
運動量・ゆとりがボディ全体に適度に入っているので、やや厚手の冬用スーツに合わせて着用しても無理がなく収まりが良いフィッティングとなります。

ジャケパンにインナーをニットで合わせたスタイルとのコーディネート。
フロントを開けて着る時は、腰の箱ポケットの中にベルトを収納するのがお薦めです。

今回は、COLOMBO(コロンボ)のカシミアで仕立てたオーダートレンチコートについて記事を書かせていただきました。
DORSOのMTMで展開しているトレンチコートは、お客様のお好みに合わせて生地を自由にお選びいただき、ボディのサイズに合わせて袖丈と着丈の調整を入れてオーダーメイドで仕立てさせていただきます。
生地は定番のコットンギャバジンはもちろん、リネン、ウール、ツイードなどバラエティー豊富に揃えておりますので、生地についてご質問やご相談がございましたらお問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませ。
前述しましたトレンチコートならではのディテールについても、お好みに合わせて仕立てることが可能です。
例えば、クラシックにガンフラップ・エポレット・スロートラッチなど全て有り/ベルトは付けたいけどエポレットは無し/などのようにお客様のお好みについてお話をしながらデザインを決めさせていただきます。

"Why I ordered"では、オーダーで洋服を仕立てることの魅力を少しでもお伝えできればと思い自分自身のオーダーについて記事にさせていただきました。
皆様のオーダーの満足度を高める為にはご自身の手で生地の感触を確かめて、目で見てイメージを高めることが大切だと思っております。
店頭もしくはトランクショーで実物の生地やサンプルを手に取ってご覧くださいませ。
DORSOの仕立てやサンプル・ご検討されている生地の下見も喜んで受けさせていただきますので、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいませ。

齋藤力

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